2014年11月14日金曜日

スターリングエンジン搭載の潜水艦登場

スターリングエンジン搭載の潜水艦が公開されたそうです。 「……艦内に入ると、通路も部屋も狭く感じる。魚雷の横には、ところせましとベッドが置かれていた。潜水艦はこんなものかと思ったが、そうりゅう型は特別に狭いそうだ。(中略)  そこまでして搭載したスターリングエンジンこそが、そうりゅう型の特色だ。吸気筒を水上に出して大気中から酸素を取り込む必要がなく、第3国の哨戒機や水上艦艇から見つりにくい非大気依存推進(AIP)機関なのだ。低速航行であれば、長時間潜っていられる「水中持続力」が格段に向上した。爆発を伴わないため、静粛性にも優れている」

【防衛最前線】(7)潜水艦「けんりゅう」 世界最高峰の技術を結集、機密に満ちたその艦内は…
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2014年3月6日木曜日

南三陸さんさん館

2月20日の一関高専に引き続き、南三陸町さんさん館の復興支援ステーションに設置された当社のST-5スターリングエンジンに、さわかみ一般財団法人の幹部の方々をご案内しました。
現地は先週の大雪の残渣がチラホラと堆積している、のどかな農家の集落を登り、小山の中腹に建つエコツーリズム宿泊施設”さんさん館”に到着。ここは元 林際小学校の建物の内部を町が改造して洋室、和室10室で、32名がエコ体験の宿泊、食事ができるお宿です。食事は江戸時代、伊達家に献上した海産物、農作物を地元の主婦の方々が料理して出す、きわめて味わい深く、雰囲気のあるお食事が楽しめました。いろいろの料理の歴史や特徴をご婦人方が、流暢な口調で説明してくれるので、有難味が増加し、伊達正宗公になった気分になりました。ちなみに部屋の名前、六年一組の和室に4名で泊り、地元の酒を楽しみました。



さてスターリングエンジンは2012年に、宮城大学と南三陸町が復興支援の一環として採用されました。
小学校の裏山の杉の森林を、春になるとむ村人が間伐する。これを積んで自然乾燥させて4-5カ月ごろから薪やチップに加工します。この燃料は食堂のの薪ストーブとスターリングエンジンの燃料として使います。



スターリングエンジンは出力は最大3kwですが、現在は50-60%程度の稼働で発電し、復興支援ステーションの電気や非常時用のバッテリーの充電に使用されています。エンジンの冷却水は温められ、共同浴場のお湯としてプロパンと併用して使用し、省エネを図っています。これらの諸活動に周辺の農家の人たちが、間伐、燃料加工、スターリングエンジン稼働などに従事しながら、森林の整備、健全化を果たしており、「循環型の経済」に貢献しています。